一人でできる換気扇の油汚れを落とす掃除手順!注意点や汚れの防止策も
知っ得豆知識
換気扇の油汚れやホコリ、気になっているけど見て見ぬふりをしていませんか?
- 入居後、換気扇を一度も掃除をしたことがない
- 半年に1回か年末年始にまとめて掃除する
汚れが目立ってくると「掃除をしないと!」と思いつつも、換気扇の掃除は手間がかかる上に一人だとなかなか気が進まないと思います。
今回ハピマガでは、一人でできる換気扇の掃除手順や注意点、換気扇の汚れを防止するための方法を解説していきます。
この記事を読むことで、換気扇の掃除を一人で行えるだけでなく、汚れを防止して掃除を簡単に済ますことも可能になります。
換気扇掃除に必要な道具
キッチンが狭く、取り外したフィルターやカバーを置くシンクや場所が無い場合は+αで新聞紙があると便利です。詳しく見てみましょう。
- ゴム手袋
- スポンジや古い歯ブラシ
- 雑巾
- ドライバー
- 大きな桶、もしくは45Lのゴミ袋2枚
- アルカリ性洗剤(油汚れ用)、もしくは重曹
自分ひとりでできる!換気扇掃除7つの手順と注意点
換気扇掃除は以下の手順を踏むことが望ましいでしょう。
それぞれを詳しく解説していきます。
(1)換気扇本体の電源を落とす
まずは、換気扇を分解する前に電源を落とします。作業中にうっかり稼働させないためにコンセントまで抜いておくと、より安心して作業ができます。
(2)フィルターを取り外す(必要アイテム:ゴム手袋)
まずはゴム手袋を装着し、フィルターを取り外します。手で簡単に取り外せるタイプの換気扇やドライバーが必要なタイプの換気扇があります。
外したフィルターはシンクの中か、新聞紙を敷いた床に置いておきましょう。
(3)カバーを取り外す(必要アイテム:ドライバー)
まずは、フィルターの奥になるカバーを外します。カバーを外すとシロッコファンを固定するネジがあるので回して外しましょう。
数年、あるいは数十年も掃除をしていないと、蓄積された頑固な油汚れが周囲にこびりついているかもしれません。塊となっている油汚れは、手で掃除しながら外すと良いでしょう。
また、外した部品はなくさないように要注意です。部品が多い場合は、外す前に写真を撮ると組み立てる時の参考になります。
(4)シロッコファンを漬け置きする(必要アイテム:アルカリ性洗剤、桶もしくはゴミ袋)
カバーを外すと内部にシロッコファンがあるので、慎重に外しましょう。
そして取り出したシロッコファンにまんべんなくアルカリ性洗剤を吹きかけます。汚れは羽の内部にもこびりついているため、しっかりと吹きかけることがコツです。
その後、用意した熱湯に10~30分程度浸け置きします。この作業の注意点として、熱湯にしっかり浸け置きすることが挙げられます。
大前提として油汚れは冷たい水をかけると固まってしまいますが、お湯をかけることによって浮き上がります。熱湯でのつけ置きはとても重要なプロセスなのです。
(5)換気扇本体を拭く(必要アイテム:雑巾)
さて、シロッコファンを漬け置きしている間に換気扇本体を水拭きしましょう。
熱湯を含んだ雑巾で拭くことは難しいため、あたたかいお湯につけながら拭くと、より汚れ落ちが良いです。
一見綺麗に見えても、細かい油汚れが付着していますのでしっかり拭きましょう。
(6)フィルターとカバーを洗う(必要アイテム:アルカリ性洗剤、スポンジ)
フィルターとカバーもシロッコファンと同じく、アルカリ性洗剤をまんべんなく吹きかけます。汚れがひどい場合は洗剤の成分を浸透させるために、そのまま5~10分程度置きましょう。
(7)シロッコファンとフィルターとカバーを洗い流す(必要アイテム:スポンジ、歯ブラシ)
フィルターとカバーは、スポンジの硬い部分でこするように汚れを落としましょう。シロッコファンはスポンジではこすりにくいため、使い古した歯ブラシで汚れを落とすことがおすすめです。
汚れが落ちにくい場合は、あたたかいお湯をかけながらこすると良いでしょう。この作業の注意点として、水ではなくあたたかいお湯で洗い流すことが挙げられます。
先にお伝えした通り、水をかけると油汚れは固まります。汚れを洗い流すためにも、あたたかいお湯ですすぎましょう。
汚れたままの換気扇を使い続けるリスク
換気扇の汚れを放置することでさまざまなリスクがあります。一例を見てみましょう。
- 見た目が汚いので不衛生な印象を受ける
- 後々の掃除で苦労する
- 雑菌やカビが増殖することがある
- 換気をしても汚れや臭いが残る
- 換気能力が低下し電気代が高くなる
- 換気扇そのものの故障や劣化のリスクがある
- 火災に発展するリスクがある
換気扇の汚れを放置することと火災は少し大げさかもしれないですが、日々の調理で汚れが溜まり、ホコリや油汚れが蓄積すれば火災に繋がるリスクはゼロとは言い切れません。
こうしたことからも、数年に1度頑固な汚れを掃除するより、こまめに掃除をして綺麗な状態を保つことが望ましいといえるでしょう。
既に目を覆いたくなるような頑固な汚れがある方には大変かもしれませんが、早いうちに頑張って汚れを落とすことをおすすめします。
換気扇汚れの防止策
苦労して換気扇の掃除を終えたのに、すぐに汚れてしまったらショックですよね。
こまめに掃除をした方が綺麗な状態を維持できることはわかっていても、日々の掃除で換気扇まで手が回らない場合も多いかと思います。
できるだけ換気扇の汚れの付着を防止するには「フィルター」や「カバー」を取り付けることが一番有効です。
なぜなら、フィルターを取り付けることで油汚れやホコリが内部に入り込むことを防いでくれるからです。
シールタイプものやカバータイプのものなどスムーズに取り付けられますし、フィルターの汚れが目立ってきたら付け替えるだけなので処理も簡単です。
定期的にフィルターを取り付けていれば、大掃除で内部の掃除をする時もグッと楽になります。
換気扇の汚れを防止するおすすめ道具5選
レンジフード換気扇は製品やメーカーによって規格が異なるので、ご自宅の換気扇に合ったサイズの物を購入してください。
一般的なサイズであれば100円均一でも取り揃えてあるので、お試しで使ってみるのもおすすめです。
フィルターにかぶせるカバータイプは複数のサイズと兼用して使用できる物もあるので、ご自身にとって使い勝手の良いタイプを探してみてください。
東洋アルミ レンジフードフィルター(とりかえ専用)
東洋アルミ シロッコファン専用フィルター
東洋アルミ ホコリとりフィルター換気扇用
スターフィルター 換気扇フィルター交換用
三菱アルミニウム レンジフードフィルター キャップタイプ
おわりに
いかがでしたか?
今回は換気扇掃除に必要なアイテムや換気扇掃除の方法について解説しました。
放置していた換気扇の汚れも1回根気よく掃除をしてしまえば、あとはフィルターを取り付けるだけで綺麗な状態を保てます。
フィルターの種類も多くあり、取り替え時期が視覚的にわかるタイプの物も販売していますので、ご自身の使いやすい商品を探してみてくださいね。