【暖房にしても部屋が暖まらない!?】エアコンで効率良く部屋を暖める方法

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【暖房にしても部屋が暖まらない!?】エアコンで効率良く部屋を暖める方法

「暖房をつけても部屋がなかなか暖まらない」
「エアコンの設定温度をあげても部屋が寒い」


秋や冬など、寒い季節に重宝するエアコンの暖房機能ですが、つけても部屋が暖まらないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

エアコン事態が壊れている可能性もありますが、もしかしたら一工夫加えるだけで効率よく部屋を暖めることができるかもしれません。

今回は、エアコンで部屋が暖まらないと悩んでいる方に向けて、エアコンで部屋を効率よく暖める方法をご紹介します。

部屋が暖まらない原因についても解説していきますので、参考にしてみてくださいね。

エアコンで部屋が暖まらない原因

なぜ、エアコンで暖房の設定にしているのにも関わらず、部屋が暖まらないのか原因を解説していきます。

コールドドラフト現象により空気が冷やされている

部屋が暖まらない原因の1つとして「コールドドラフト現象」が考えられます

聞き慣れない言葉ですが、コールドドラフトとは…
「室内の空気が冷たいガラスに触れて冷やされ、室内の下層部分(床面)に流れ込む現象」のことです。

コールドドラフト現象の参考図
画像出典:「窓辺でおきるコールドドラフト現象 |スタジオセンス」


この現象によって、空気より重い冷気は床面に集まるので、暖房をつけても部屋が暖まらず寒いと感じる原因になります。

寒いと暖房の設定温度を上げてしまいがちです。しかし、コールドドラフト現象の対策がされていないと、光熱費がかさむだけになります。

断熱効果のあるカーテンにかえるなど、対策を行ってから暖房の設定温度を上げるようにしましょう。

エアコンに何らかの問題が生じている

暖房にしても部屋が暖まらない原因として、エアコンの性能低下や設定上の問題も考えられます。ここでは、予想されるエアコンの問題を3つ解説していきます。

エアコンの劣化による性能低下

賃貸物件でエアコンが備え付けの場合は、何年前のものかを確認してみましょう。10年以上前のエアコンの場合は、性能事態が低下していることが大いに考えられますので、大家さんや管理会社に交換を相談してみたり、一軒家の場合は買い替えを検討するのも良いでしょう。

運転設定が間違っている

エアコンには「自動」「冷房」「除湿(ドライ)」「暖房」といった運転設定があります。この時に「冷房」「除湿(ドライ)」になっている場合は、部屋が温まりません。

また、「自動」の場合は設定温度と室温が近いと、エアコンが稼働を弱めるもしくは止めてしまうため、運転のモードを変えてみましょう。

フィルターやエアコン内が汚れている

エアコンは部屋の空気を使って部屋を温めていきます。

その時に、空気中の埃などの汚れも吸い上げますが、通常はフィルターが汚れを防いでくれます。

しかし、このフィルター部分に埃などの汚れが異常に溜まっていると、風が通過せずに機能が低下してしまいます。

エアコンの中を全く掃除せず、カビだらけの場合も機能が低下するだけでなく、汚染された空気を部屋に撒き健康を損なう原因になります。

フィルターはこまめに掃除することを心がけ、エアコン内も業者さんに頼んで掃除をするなど対策しましょう。

掃除するだけでも、暖房機能などの効きが大きく変わります。

エアコンで効率良く部屋を暖かくする方法

エアコンで効率良く部屋を暖める方法を2つご紹介していきます。

エアコンの風向きを考える

エアコンの風向きを考えて空気を循環させることが大事

暖房設定をして、エアコンをつけた時の風向きはどうしていますか?

部屋を暖めるには、エアコンなどによって「部屋の温度を上げる」ということが思いつきますが、エアコンの設定温度を上げていくと電気代がかさんでしまうことも・・・。

そこで考えてみてほしいのは、エアコンの風向きを変えて「空気を循環させる」ということです。

暖かい空気は上にたまるため、エアコンの風を下向きにすることで下も暖まるようになり、お部屋全体が暖まります。

その際、エアコンのルーバーを水平よりも60度以上、下に向けてください。

水平よりも60度未満だとお部屋の下まで暖かい風が届きにくくなり、お部屋の真ん中の高さあたりにとどまってしまうこともあります。

また、強めの風速にすると、床から全体に広がっていきます。風速を強くすると結局電気代が高くなってしまうのでは?と思うかもしれません。

しかし、エアコンの設定を1℃低くするだけで、約10%の節電効果が得られるというデータもありますので(*1)、エアコンの温度を一度上げるなら風速を強くするほうがお得といえるかもしれません。

もし、お部屋の事情などで下に向けづらい場合は、サーキュレーターを使って空気を循環させるといいでしょう。

*1:三菱電機調べ

遮熱カーテンを使って冷気をカットする

遮熱カーテン

お部屋の空気を暖める以外に実施してほしいのは、せっかく暖めた空気を外に逃さない、そして外の冷気をカット(入れ込まない)こと。

また、遮熱カーテンを使用することでコールドドラフトも防ぐことができます。

ついついお部屋を暖めることばかりに気が向いてしまいがちですが、お部屋を冷やす要素を取り除くだけでも部屋は暖かくなります。

簡単に冷気をカットする効方法は、遮熱カーテンをつけること。遮熱カーテンを購入するお金がかかってしまいますが、遮熱カーテンがある場合とない場合では、30%の保温効果があるというデータも*2

また、遮熱カーテンのように暖かさを逃さない対策をしている場合とそうでない場合では、せっかく暖めたお部屋の空気が50%逃げてしまう、ともいわれています。

*2:すべての遮熱カーテンで同様の効果を示すものではありません

おわりに

エアコンで部屋が暖まらない原因は、「コールドドラフト」「エアコンに問題が生じている」が考えられることがわかりました。

エアコンの設定や単に汚れている場合もあるので、設定やフィルター部分などもチェックしてみましょう。

エアコンで効率良く部屋を暖かくするには、エアコンの風向きを変えて空気を循環させたり、遮熱カーテンを使って冷気を遮断することも効果的です。

エアコンを使っても部屋が暖まらないと感じている方は、この記事を参考に効率良く部屋を暖める方法を試してみてはいかがでしょうか?

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