【重曹は素手でも大丈夫!?】重曹を使う時の注意点とキッチンの掃除方法を解説
知っ得豆知識
掃除や料理など、様々な用途に使用できる”重曹”。特に掃除の際は、頑固な汚れも落としてくれるほどの洗浄力なので重宝しますよね。
しかし、そんなにも洗浄力が強いとなると…
- 重曹は素手で触っても大丈夫なの?
- 重曹を使う時の注意点が知りたい
と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、重曹について解説していくと共に、“重曹を素手で使う時の注意点” ”重曹を使ったキッチン内の掃除方法”を解説していきます。
この記事を参考に、重曹のことや使い方を知るきっかけになれば幸いです。
そもそも重曹とは?
重曹は「炭酸水素ナトリウム」「重炭酸」とも呼ばれています。正式には重炭酸曹達の略が”重曹”で、一番馴染み深い言葉だと思います。
重曹は弱アルカリ性なので、頑固な油汚れや焦げ付きなど酸性の汚れを落とすことに非常に効果的です。
また、他にも掃除に適した様々な特徴があるので、覚えておくことで応用も効きます。
- 弱アルカリ性で酸を中和する
- 粒子が非常に細かく研磨剤の役目がある
- 消臭作用・吸湿作用がある
重曹を使う時の注意点
掃除で使用するのに最適な重曹ですが、使う上で注意すべき点があります。ここでは、重曹を使う時の注意点を2つ解説していきます。
ビニール手袋をはめる
まず一つめは、重曹を使うときは家事用のビニール手袋またはエンボス手袋をはめることをおすすめします。
重曹は弱アルカリ性のため、短時間であれば素手で触っても問題はないといわれています。
しかし、「掃除などで、素手で長時間重曹が触れている状態が続く」「皮膚が弱く荒れやすい人」は、肌荒れを引き起こすことがあります。
「普段から肌荒れを起こす」「素手で触るのは抵抗がある」という方は、ゴム手袋やエンボス手袋などを使って対策しましょう。
万が一、重曹が手についた時はしっかりと洗い流しましょう。
掃除の時は使用する場所・素材に注意する
二つめに、重曹が使えない材質があるということも覚えておきましょう。
■大理石
→酸性に弱く変質する
■アルミ・銅・真鍮(しんちゅう)
→黒く変色
■木製
→黄色く変色
フローリングも同様で、ワックスが剥がれて傷がつきやすくなるため、重曹で掃除をする場合は使う場所にも注意しましょう。
重曹を使ったキッチンの掃除方法3選
重曹を使った掃除方法を3つご紹介します。キッチン内で特に掃除で苦労する箇所をピックアップして解説していきます。
トッププレート(天板)の油汚れは、重曹+アルミホイル
トッププレート(調理・下ごしらえをする場所)の油汚れを落とすには、汚れている部分に重曹をまきます。
その後、水に濡らしたアルミホイルを重曹の上から優しくこすり、重曹を拭き取れば完了です。
強くこすりすぎると、トッププレートを傷つけてしまう可能性もあるので注意しましょう。
五徳の油汚れは、浸け置きする
五徳の汚れは、キッチン・コンロの中で一番汚れることが多く、もっとも落としにくいですよね。
そんなときは、重曹を入れる水の温度を上げると良いでしょう。
重曹水の温度が上がるとアルカリ度が上がり、より油汚れがしやすくなります。
やり方は簡単。
まず、水200ml に重曹大さじ1の割合で重曹水を作って火にかけ、沸騰したら五徳を入れます。
10分ほど弱火〜中火のまま煮立たせて、その後、2〜3時間浸け置きするだけ。
もし取り出す際にまだ汚れが残っていれば、重曹をふりかけ、歯ブラシなどで汚れを取ってください。
浸け置きできない換気扇の羽の油汚れは、重曹水でスプレーする
換気扇の羽のように、簡単に取り外して浸け置きができないものは、水500mlに重曹小さじ2を溶かした重曹スプレーを吹きかけます。
数分待ち、汚れが緩んだところでスポンジや歯ブラシを使って汚れを取り、仕上げの水拭きをすればOK。
汚れがひどい場合や、スプレーでは流れてしまって定着しない壁面などには、重曹と水が約2 : 1の割合になるように混ぜた重曹ペーストを作ります。
汚れの気になる部分にペーストを乗せて、およそ30分。スプレーのときと同様、スポンジなどでペーストごと汚れを取り、最後に水拭きで仕上げるだけです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、重曹でキッチンまわりを掃除する際に、重曹を使う時の注意点2つと掃除方法を3つご紹介しました。
重曹は油分を分解するため、素手で長時間使用すると肌荒れの原因になるので注意しましょう。
しかし、重曹は水と混ぜることで、キッチンのガンコな油汚れを落とすのに万能な洗浄剤になります。
この記事でご紹介した重曹を使ったキッチンの掃除方法を参考に、キッチンまわりを綺麗にしてみてはいかがでしょうか?