【これで完璧】フローリングをピカピカにする掃除方法と注意点
知っ得豆知識
コロナウイルスの蔓延により増えた「おうち時間」。
リモートワークが普及した今、家族が一日中自宅にいるようになった家庭も多いのではないでしょうか。
そうなると気になるのは床の汚れです。フローリングをまじまじと見る人は多くはないと思いますが、実はかなり汚れが溜まっているのです。
それもそのはず、人間の足の裏からはたくさんの皮脂が分泌されますし、ダニの死骸や外から入ってきたホコリ、湿気や油汚れなどお部屋には「汚れる要素」ばかり。
そこで本記事ではフローリングの正しいお掃除の方法をご紹介します。ぜひ参考にしてピカピカのフローリングを目指してくださいね!
意外と汚いフローリング
フローリングがホワイトを基調とした色の場合、汚れが目立つので比較的掃除がしやすいですが、木材の雰囲気を生かしたブラウンを基調としたフローリングはあまり汚れが目立ちません。
この場合汚れをなかなか意識しないかもしれませんが、実はかなり汚れています。汚れの原因は様々ですが、皮脂、ダニの死骸、外から入ってきたホコリ、湿気、食卓やリビング付近では食べかすが落ちたり、油汚れもあるでしょう。
また衣類の糸屑や髪の毛、ペットを飼っている場合はペットの毛も散乱しています。このまま放置しておくと汚れをエサにするダニがたくさん発生したり細菌が繁殖するので、知らず知らずに不衛生な環境になっていることも…
ですから、毎日の掃除は欠かさずおこなう必要があるでしょう。
具体的なフローリングのお掃除方法
基本的なフローリングの掃除方法は以下の手順を踏みましょう。
- フローリングワイパーやモップで大きなホコリやゴミを取り除く
- 掃除機やカーペットクリーナー(コロコロ)で細かい場所のホコリやゴミを取り除く
- 水に濡らした雑巾で水拭きをする
- 乾いた雑巾でフローリングの水気を取り除く
マンションやアパートなど比較的面積が狭い場合は良いのですが、広い家庭の場合は雑巾掛けはとても大変です。そのため、全ての部屋を行なおうとせず、1週間の間に区分けして掃除をすると良いでしょう。
理想は週に1回ですが、最低でも2週間に1度は掃除をしないと汚れが蓄積してしまいます。
また水拭きの場合、ただ雑巾を水で濡らして拭くだけではフローリングを傷めてしまう可能性があります。あまりにも水気の多い掃除方法はワックスが落ちてしまうためオススメしません。
雑巾は固く絞り、あまり力を入れずに全面を拭き取るようにしましょう。木目に沿って行うと溝に水気が溜まってしまう量を減らせます。
また、フローリングは日々の摩擦や水分などによってワックスが徐々に剥がれます。半年から1年程で艶が無くなったり、黒ずみが出てきたりするので、1年に1回はワックス掛けをおこなうと良いでしょう。
フローリング汚れがヒドい場合にやるべきこと
フローリングはお手入れをしていても経年劣化をしていくもの。日々掃除をしていても、どんどん汚れてしまうことは仕方のないことです。
特に手の届かない家具の裏などは汚れの温床になることもあるでしょう。こういった場合は以下の方法で綺麗にしてみてください。
黒ずみ・ベタベタな油汚れ
黒ずみの主な原因は「皮脂」や「ワックスの劣化」です。
皮脂は脂肪酸に分類されるため「酸性」です。ですから弱アルカリ性の洗剤などが有効です。食器用洗剤などを用いて固く絞った雑巾で丁寧に拭き取っていきましょう。
軽い油汚れは重曹でも落ちますが、キッチン周辺などの頑固な油汚れは強アルカリ洗剤などを用いなければ落ちないケースもありますので注意が必要です。
カビ
湿気のこもりやすい家具・布団の下や窓際のフローリング部分はカビに注意しましょう。
カーペットの下も要注意です。カビが生えているように見える時は、いきなり掃除機をかけるとカビの菌が舞い上がってしまうのでNG。
まず、カビが生えている部分に消毒用アルコールやアルコール除菌スプレーを吹きかけ、丁寧に拭き取りましょう。カビは菌類のため少しでも残っていると、すぐに繁殖してしまいます。
湿気の多い日本においては中途半端な掃除ではなかなか消えてくれません。完全に消えたと思うまで根気よく掃除をおこないましょう。注意点としてアルコールはフローリングを色落ちさせてしまう可能性があるので、使いすぎないよう注意しましょう。
いずれの場合も最後に乾いた雑巾でしっかりと水気を取ることを忘れないようにしてください。
フローリングお手入れ5つの注意事項
フローリングをお手入れする際の注意事項を5つ解説していきます。
なるべく水気を与えない
木でできているフローリングは基本的に水気に弱いです。水分によってひび割れや反り・膨張といったトラブルを起こす可能性があります。
お風呂上がりに濡れたまま移動したり、床に水気のあるものを置きっぱなしにしないようにしましょう。濡れた雑巾で拭く場合も固く絞り、最後に乾拭きを必ずしてください。
化学的なモップや雑巾には注意
化学的な薬品が染み込んでいるモップや雑巾を使う場合には、必ずドライタイプを選びましょう。フローリングに置きっぱなしはもちろん、濡れている場所に同時に使用するのもやめてください。
化学成分が溶けだし、床に広がってしまう場合があるからです。
特にワックスがけの前後では必ず使用を控えてください。ワックスと化学成分が反応してしまうとうまくワックスがかけられない場合があります。
ワックス剥離剤はNG
ワックスがけをする際、ワックス剥離剤は使用しないようにしましょう。剥離剤は水で薄めて使用するため、フローリングが傷ついてしまう可能性が高いからです。ワックスは重ね塗りをすることを心がけましょう。
ワックスがけには細心の注意を
ワックスがけはとても見栄えが良くなるので、つい短いスパンで重ね塗りをしたくなってしまいますがこれも良くないことです。
ワックスがけは半年〜1年のスパンで問題なく、逆に頻繁に行うとフローリング自体が損傷してしまう可能性があります。また、ワックス剤を一度に大量に使うことも傷つく原因なので必ず適切な量を使用しましょう。
強い摩擦を与えない
家具など重たい物を移動させる際は、なるべく床を引きずらないようにしてください。どんなにワックスがけをしていても摩擦ですぐに乖離してしまいます。 一部分だけ剥がれてしまうとワックスを重ね塗りしても元に戻ることはありません。
おわりに
おうち時間の増えた現在、フローリングの衛生環境が悪いことはデメリットでしかありません。特に小さな子供がいる家庭では、ハウスダストやカビなどがアレルギーや小児喘息を誘発してしまう可能性もあり、未然に防ぐことに越したことはないでしょう。日々の掃除を効率よくおこない、清潔で健康な生活を送るよう工夫してください!