【完全版】年末大掃除マニュアル~チェックリスト付~
知っ得豆知識
11月や12月に入ると考え始める年末の大掃除。今年の汚れは今年のうちに落として、さっぱりと心地よく新年を迎えたいもの。
しかし、「大掃除」と聞いて気が重くなる方が多いかもしれません。慌ただしい年末、できれば大掃除はサッと終わらせて他のことに時間を使いたいですよね。
- 事前に年末の掃除のスケジュールを立てたい
- 気づいたら年末間近でやることをサッと知りたい
きっとこの記事を読んでいる方の悩みは、時期により様々だと思います。
この記事では、事前にスケジュールを立てたい方はもちろん、年末間際ですぐに掃除を始めたい方のために、年末大掃除の手順や部屋ごとにやるべきことをチェックリスト形式でご紹介します。
記事を読むことで、スムーズに年末の大掃除を進めることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
11月には大掃除のスケジュールをリスト化
まず、スケジュールを立てていきます。日程や時間と場所、作業内容を決めましょう。できれば11月の下旬あたりにはスケジュールを立てておくと、12月中旬までには準備が完了し、余裕をもって年末には大掃除ができるようになります。
日程や時間を決める
1日で終わらせるのか、数日かけて毎日少しずつ行なうのか、また1日のうち何時間で終わらせたいのかをざっくりと決めます。
さらに、この段階で大掃除の時間がとれる日程と時間帯をおさえてしまいましょう。
例えば、12月30日の午前10時から始めて、1時間お昼を挟んだ午後5時までの約6時間で大掃除をする、といったように決定し、家族と共有しておきます。
全員が確認できるカレンダーなどに書き込んでおくのも良い方法です。
場所と作業内容を決める
次に、大掃除をするべき場所と作業内容をリストアップしていきましょう。
ポイントは、いったん家の中のすべての場所と作業事項を書き出してから、「必ずやる場所・作業」と「時間があったらやる場所・作業」の2種類に分けておくこと。
前段階で決めておいた時間内で終わらせることが大切になるため、優先度を前もって考えておくのが得策です。
「こことここさえ終わらせれば・・・」と思うことで大掃除へのやる気も出てくるはず。無理のない計画でモチベーションを上げていきましょう。
順番を決める
場所と作業内容を決めたら、今度は順番を決めておきます。
掃除の基本は「内から外」。家の中で一番奥まった場所から進めていくと良いです。例えば、寝室から始めて、リビング、キッチン、浴室、トイレ、最後に玄関というように順序を付けていきます。
そうしておくことで大掃除の道筋がわかりやすくなり、家の中を行ったり来たりすることがなくなるでしょう。また、目に見えないホコリが外に向かっていき、自然に掃き出せるといった効果もあります。
さらに、「上から下」の順番で進めることも重要。先に天井や照明の掃除をし、後で床を掃除すれば、上から落ちたホコリやゴミを一気に掃除することができます。
チェックリストを作成する
日程・時間、場所、順番がだいたい決まったらチェックリストを作成します。
その際、いろいろな項目を作りたくなりますが、チェックリストはあまり細かく作らないことが大切。
細かすぎると確認自体がイヤになってしまうため、きっちりとした時間や作業工程は書き込まず、順番と場所・作業内容、優先度のみが明確にわかるようにしておきましょう。
チェックリスト例
家庭内で掃除する箇所のチェックリストの例を、各項目ごとにご紹介していきます。
☆は必ずやっておきたい項目
★は時間があればやりたい項目
になります。
また、家族全員で大掃除をする場合は、項目横に担当の名前を書いておくとよいでしょう。
寝室
- 天井・照明の掃除☆
- 窓の拭き掃除☆
- ベッドカバー・カーテンの洗濯☆
- 壁・床の掃除☆
- ベッド下収納の掃除★
リビング
- 天井・照明の掃除☆
- 窓の拭き掃除☆
- カーテンの洗濯☆
- エアコンやテレビなどふだんよく使う家電、コンセント周りの掃除☆
- 壁・床の掃除☆
- 家具の掃除★
- あまり使っていない家電の掃除★
キッチン
- 換気扇の掃除☆
- ガス台・IHレンジの掃除☆
- シンクの掃除☆
- 冷蔵庫・調理家電の拭き掃除☆
- 壁・床の掃除☆
- 冷蔵庫内の掃除★
- 食器棚の掃除★
浴室
- 天井の掃除☆
- 鏡・小物の掃除☆
- 浴槽の掃除☆
- 壁・床の掃除☆
- 浴室ドアの掃除★
- 浴槽エプロン内の掃除★
洗面所
- 鏡の掃除☆
- 洗面台の掃除☆
- 壁・床の掃除☆
- 洗濯機・防水パンの拭き掃除★
- 洗面台収納の掃除★
トイレ
- 便器の掃除☆
- 壁・床の掃除☆
- 換気扇の掃除★
- 収納棚の掃除★
玄関
- ドアの拭き掃除☆
- たたきの掃き掃除☆
- 表札・ポストの掃除★
年末の大掃除は前準備をしっかり行う
大掃除の作業効率をアップさせるには、入念な前準備が必要。当日の数日前からやっておくべきことを確認しておきましょう。
片付けて不用品を処分する
大掃除に取り掛かる前には、床や壁、収納内にある余分なものを除いておかなければいけません。片付けをして、不用品をどんどん処分していきましょう。
その際、年末年始のゴミ収集はイレギュラーになることが多いため、あらかじめ収集日を確認しておく必要があります。
せっかく大掃除をしたのにゴミの山の中で新年を迎えるといったことにならないよう、早い時期から自治体からのお知らせなどに目を通しておくことが重要です。
道具や洗剤を準備する
次に、掃除に必要となる道具や洗剤などを用意しておきます。
ドラッグストアや100円均一ショップなどで手に入るものが多いですが、年末が近づくにつれて大掃除用の人気グッズがどんどん売れていくもの。
買えなかった…と後悔する前に、早めに買い揃えておきましょう。こちらも簡単なチェックリストを作成しておくと便利です。
必要なものチェックリスト
- 住居用洗剤(拭き掃除用、浴室用、台所用、浴室用、トイレ用、カビ用)…各種洗剤を用意
- 重曹・セスキ炭酸ソーダ…リーズナブルで万能。つけ置きにも便利
- マスク…大掃除中は必ず着けておく
- ゴム手袋…水回りの掃除には必須
- 軍手…手を保護するだけでなく細かな部分をササッと拭く場合にも
- 雑巾(着古した服を切ったものを大量に)…拭き掃除に必須
- 使い古した歯ブラシ、または割り箸…細かな部分の掃除に
- スポンジ…水回りの掃除には必須
- 古新聞…小物を出して置いておく時や天井掃除のホコリよけに便利
- バケツ…水が必要な作業用に水やお湯を入れて置いておく
- ポケット付きエプロン…細かい道具などをポケットに入れておく
- 換気扇用フィルター・コンロ用汚れよけシート など
取れにくい汚れにはあらかじめつけ置きを
大掃除当日の朝、または前日の夜に手強い汚れの場所をチェック。
特にキッチンの換気扇、五徳といった油汚れが付着しているものは、外して重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かした水に漬けておきましょう。
また、浴室のカビ落としやトイレの黄ばみ落としにも長時間のつけ置きが効果的です。
前もって洗剤をなじませておくと、力を入れることなく汚れが簡単に落ちて掃除が楽になります。その際は、洗剤の説明をよく読んで適切に使用しましょう。
年末に大掃除開始
スケジュールどおりに大掃除を開始し、進めていきます。コツは、チェックリストを確認しながら順番どおりに進めていくこと。
順番通りに進めていくことで、「今ここまで終わったから、あとはこれだけ」といった経過状況や予定がわかりやすくなります。決めておいた終了時間までに完了できるよう、状況を見ながら効率よく作業していくことが重要です。
家族みんなが好きなBGMをかけたり、今年あった出来事の会話をしたりするなど、適度なコミュニケーションをとりながら楽しく掃除していくと良いでしょう。
来年の年末掃除のためにやっておくべきこと
大掃除をしていると、特にキッチン掃除の大変さに気がつくのではないでしょうか。
料理のたびにこびりついていく油汚れを落とすのはなかなか手強いもの。来年の掃除がラクになるよう、汚れ防止の先手を打っておくことをおすすめします。
例えば…
- 換気扇→ゴムで着脱できる換気扇フィルター装着
- ガスコンロ→汁受け用ガード周り囲んでアルミガードを設置する
- IHレンジ→汚れ防止シートを貼る(適宜張り替える) など
いずれも100円均一ショップなどでリーズナブルに購入することができるため、気になる商品は試してみると良いでしょう。
おわりに
どうしても億劫になりがちな年末の大掃除。
サッと終わらせてスッキリした気分で新年を迎えるには、スケジュール立てやチェックリスト作成、前準備がポイントになることがわかっていただけたのではないでしょうか。
また、最初から綿密に決めようとすると、計画段階で疲れてしまいます。作業内容を大雑把にしておくことや最低限のやることを決めておくことでやる気アップに繋がるもの。あまり気を張らず、大掃除に取り組んでいきましょう。