引っ越しでやることって何?決定時・当日・引越し後まで徹底解説
知っ得豆知識
引越しが決まるとたくさんの作業があり、必要な手続きを計画的に済ませる必要があります。
しかし、頻繁に引っ越しすることは少ないため、いまいちやることがわからないという方が多いと思います。
- 引っ越しが決まったけど、当日までにやることって何?
- 引っ越しの手続きって、何をどのタイミングでやったら良いの?
- 引っ越し後にやることって何?
そんな方のために、今回のハピマガでは引越しが決まったらやるべき、下記4つをリスト形式で解説していきます。
- 引っ越しが決まったらやること(引っ越し前手続きを含む)
- 引っ越しの1週間前までにやること
- 引っ越しの前日から当日にかけてやること
- 引っ越しの後にやること(引っ越し後手続きを含む)
見落としがないように1項目ずつチェックし、引っ越し手続きをスムーズに進めるための参考にしてくださいね。
この記事を読むことで、引越し決定時から引越し後までにやることを理解でき、必要なことも漏れなく行うことができるようになります。
引っ越しは最初が肝心!スケジュールの立て方
引っ越しをスムーズに進めるためは最初のスケジュール設計が肝心です。ここでは引っ越しが決まって、最初に把握しておくこととやることを3つ解説していきます。
引っ越しの日程と引っ越し業者
引っ越し準備の第1歩は引っ越しの日程を決めることです。
全体のスケジュールを決めるためにも2ヶ月~1ヶ月前には決めておきましょう。そして引っ越しの時期が決まったら、とにかく早く行動することが重要です。
引っ越し業者に依頼する場合は2ヶ月前には見積もりをし、予約することが望ましいです。土日休みの人が多いため、翌日作業ができる土曜日は特に予約が集中し割高な傾向です。
また、春休みや転勤シーズンの2月~3月にかけては繁忙期なのでこちらも毎年予約が取りにくいです。
なお、六曜の仏滅や夕方の時間帯、閑散期である夏の7月と8月、引っ越しシーズンの狭間となる10月と11月にかけては比較的料金も安く、柔軟な対応が望めます。
時期や時間、曜日によって引っ越し業者の料金は大きく異なります。
そのため、休みのうちに引っ越し作業を終わらせたいなどはっきりとした希望がある場合は、引っ越しの費用を少しでも抑えるためにも早めの行動することを心がけましょう。
引っ越しが決まったら早めにやること
まず賃貸物件に住んでいる人は、賃貸借契約の解約予告をしなければなりません。
賃貸借契約の解約予告とは貸主に対してマンション、アパートから退去する旨を通達することです。
解除予告は書面形式のFAXや郵送などが一般的です。
この通達は通常1ヶ月前までに伝える場合が多いのですが、解約予告の告知期間は契約によって異なるため、引っ越しが決まったらしっかり契約書を確認しておきましょう。
引っ越しの直近に連絡すると翌月分の家賃を支払わなくてはならないこともあるため、必ず連絡をしましょう。
引っ越しが決まったら早めにやることリストと手続き
- 引越し業者に見積、依頼
- インターネット、固定電話、衛星放送、ケーブルテレビの住所変更
- 粗大ゴミの収集手配、不用品の処分
- 梱包資材の用意
- 大型電化製品等が新居へ搬入できるか確認
- あまり使わない物の荷造り
- 退去申告手続き
- 幼稚園と保育園の転園手続き
- 小学校、中学校、高校の転校手続き
- 旧居駐車場の解約手続きと新居の駐車場の契約手続き
引っ越しの1週間前までにやること
タオルやティッシュ、トイレットペーパーといった引っ越し直後に必要になるものを1つの箱にまとめて、最後の最後に梱包しましょう。
生活必需品の箱を用意すると複数の段ボールから探す手間が省けます。
また指定した日から1年間を目安に、旧住所に届いた郵便物を新住所へ送ってくれる日本郵政の転送サービスがあります。
インターネットから手続きができるので念のため利用することをおすすめします。
【チェックリスト】引っ越し1週間前までにやること
- すぐに使う物の荷造り
- 新居のレイアウト作成
- ライフラインの手続き
- 住所変更が必要なその他サービスの手続き
- 郵便物の転送サービスの登録
引っ越しの前日から当日にかけてやること
梱包を引っ越し業者に任せない場合は大型家電の梱包は必須です。箱におさまらない電化製品は巻き段ボールがおすすめです。
折り曲げるなどして電化製品に合わせるのが容易な段ボールで非常に使いやすいタイプの物になります。
ケーブル類は家電の名前のラベルを付けておくと、新居での荷ほどきのあとスムーズに使うことができます。
また、引っ越し直後からのライフラインの確保もとても大切です。引っ越しの当日から電気や水道を使うには引っ越し前に申し込みをして予約をする必要があります。
ガスの開栓に立ち会うことを求められることがあるので、当日のスケジュールはゆとりをもって立てましょう。
また、電気、ガス、水道を切り替える大きなチャンスでもあります。少しでも節約を望むのであれば、引っ越しの際に切り替えをぜひ検討してみてください。
【チェックリスト】引っ越し前日から当日までにやること
- 貴重品などの荷造り
- 旧居での食品の整理
- 挨拶用の手土産を用意
- 新居の下見
- パソコンのデータバックアップ
- テレビなどの配線整理
- 荷物の最終梱包と搬出
- 電気、ガス、水道の閉栓と精算
- 電気、ガス、水道の開栓と開通
- 旧居の掃除、ごみ処理
- 引っ越し料金の精算
- 電化製品の梱包
- 転居はがきの発送
- 引っ越し業者との最終打合せ
準備が引っ越し前日までに終わらない場合は、どうすればいい?
荷物が少しでも運び出しやすいように、引っ越しが前日に控えていても梱包作業をできるところまで進めましょう。
事前に、引っ越し先にもっていかないものは処分して荷物を減らし、早めに荷物の梱包を終わらせることは依頼者側のマナーです。
しかし、中には「仕事が忙しくて梱包作業が終わらない」などやむを得ない理由もあり、気づいたら引っ越しが明日なんてこともあると思います。
だいたい7割ほどの梱包が終わっていれば、当日荷物を引っ越し業者に運んでもらいながら自分で梱包作業を進めることも可能です。
また、荷造りが終わってなくても手伝ってくれる引っ越し業者もあるので、当日相談してみると良いでしょう。
「梱包作業が半分も終わっていない」
「そもそも何もしていない」
このような場合はすぐにでも引っ越し業者に電話して相談しましょう。
最悪の場合、追加料金やキャンセル料がかかりますが、引っ越しを別日に変更しましょう。
引っ越し業者によりますが、荷造りを行ってくれる”らくらくパック”や”おまかせパック”というプランも用意されています。
これから引っ越しを検討している方で”仕事が忙しい方”や”片付けが苦手な方”は、最初にこのプランで引っ越しを依頼しておくことで後々後悔しないので、選択肢として頭に入れておくと良いでしょう。
引っ越し後にやること
引っ越しがひと段落し、ほっと一息。それもつかの間、たくさんの住所変更の手続きが残っています。ここではうっかり忘れないように、手続き一覧をまとめました。
役所関係の手続き
異なる市区町村への引っ越しの場合は、引っ越し後14日以内に「転入届」の手続きを行います。
14日を過ぎると説明資料等を求められたり、過料に処せられる場合があるので早急に届け出ましょう。
また役所へ足を運んだ際、国民健康保険の加入や国民年金の住所変更などをまとめて手続きすると効率的です。
- 転入届
- マイナンバーの住所変更
- 国民年金住所変更
- 国民健康保険加入
- 印鑑登録の住所変更
- 児童手当の受給事由消滅届と転入手続き
- 福祉手当、医療制度の住所変更
- 原付自転車、軽二輪自動車、小型二輪自動車の登録変更手続き
- 飼い犬の登録
- 転校の最終手続き
- 保育園、幼稚園の転園の最終手続き
- 要介護、支援認定の住所変更
自動車関係の手続き
自動車を所有しており引っ越し先でも使う場合は、車検証(自動車検査証)の住所変更手続きが必要です。住所変更後「15日以内」が手続きの期限ですので、忘れずに手続きをしましょう。
- 運転免許の住所変更(試験場、免許センター、警察)
- 自動車保管場所証明申請(警察)
- 自動車の登録変更(運輸支局)
- 軽自動車の住所変更(軽自動車検査協会)
ネットや電話で変更可能な手続き
クレジットカードや通販サイト等引っ越し後も何となくそのまま使えるサービスは、手続きを忘れてしまう場合があるので注意が必要です。
明細書や商品などが誤って旧住所に届いてしまわないよう必ず手続きをしましょう。
- 銀行口座の住所変更
- 各種保険の住所変更
- クレジットカードの住所変更
- 携帯電話の住所変更
- 通販サイト等の住所変更
その他の手続き
パスポートは住所変更だけの場合手続きは不要です。本籍や氏名が変わる場合は、パスポートの申請窓口で申請書などの手続きをしましょう。
このように引っ越しの決定から引っ越し後2週間頃まで、生活に伴う住所変更などの手続きが多くあります。本記事を元に自分専用のオリジナルチェックリストを作成して引っ越しに備えると、ぐっと効率よく進められるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、引っ越しを決めてから完了するまでにやることを解説していきました。
引っ越しは物件を決めること、荷造りを進めることに頭がいきがちですが、不動産や役所、銀行や免許証など引っ越し申請・住所変更手続きをすませる必要があります。
変更手続きは結構忘れがちになるので、この記事のチェックリストを確認して漏れがないように気をつけましょう。
荷物の梱包が終わらない場合は、当日までにできるところまで行いましょう。最悪終わらない場合は、引越し業者に相談するのも手です。
スムーズに引っ越しが完了できるように、スケジュールを立てて余裕をもつようにしましょう。