お風呂の頑固な黒カビの落とし方2選!黒カビだらけのお風呂がキレイに!?
知っ得豆知識
お風呂掃除の中で、非常に面倒な黒カビ。梅雨の時期に入ると、よりカビやすくなり困りますよね。
黒カビは増えすぎたり、放置すると完全に落とすことが難しいほど頑固な汚れの1つです。
「お風呂の黒カビを落としたい」
「気づいたらお風呂が黒カビだらけで困っている」
などの悩みを抱えている方も多いはず。
今回はそんな方のために“黒カビ発生の原因”を始め、“お風呂の黒カビの落とし方”や“発生させないための対策”をご紹介します。
浴室の黒カビを除去・対策するためのマニュアルして、ぜひこの記事をご活用ください。
お風呂に黒カビが発生する原因
黒カビを落とすコツをお伝えする前に、黒カビが発生する理由(条件)を知っておきましょう。
お風呂の黒カビは、「温度」「湿度」「汚れ」の3つの条件が揃うと発生しやすくなります。黒カビが発生する具体的な条件を見ていきましょう。
【黒カビが発生する条件】
- 70%以上の湿度
- 20〜30℃くらいの温度
- 皮脂や石鹸カスなどの栄養源がたくさんある
- 酵素があること
湿度については、一般的に60%を超えると黒カビが活動を始め、70%以上の状況が続くと2〜3ヶ月くらいでカビが発生します。
また、タイルの溝やゴムパッキンの部分は水滴が残りやすく、知らぬ間にシャンプーの泡などが飛び散ったあとも放置しがちなので、カビが発生しやすい原因をつくります。
【基本編】黒カビの落とし方
黒カビの量が少ない場合の基本の落とし方を解説していきます。
用意するもの
黒カビを落とす際に用意するものは次のとおりです。
- カビ取り用の洗剤
- ゴム手袋
- マスク
- スポンジ
- 歯ブラシ
カビ取り用の洗剤は、健康被害をもたらす可能性がるほどの強い薬品です。
そのため、使用時には肌を守るためにゴム手袋と、吹きかけた時にしぶきを吸い込まないようにマスクを必ず着用しましょう。
歯ブラシは、タイルの溝やゴムパッキンといった狭い場所を掃除するのにピッタリ!汚れも落としやすくなるのであると便利です。
掃除手順
- お風呂全体にシャワーをかける
- 黒カビ発生箇所や気になる部分に洗剤をかける
- 洗剤と黒カビを1時間ほど放置してなじませる
- シャワーで洗い流す
- 水気を拭き取る
タイルの溝やゴムパッキンは、洗剤と黒カビを馴染ませたあとに擦ると落ちやすくなります。
シャワーで洗剤を洗い流す際は、まずは熱いお湯で流したあと、冷水をかけてお風呂内の温度を下げることで黒カビの発生を抑えることにつながります。
【応用編】黒カビの落とし方
お風呂が黒カビだらけになってしまった場合の落とし方を解説していきます。中性洗剤やアルコールなどでも落とすこともできますが、塩素系のカビ取り洗剤を使うと強力です。
用意するもの
- “塩素系”のカビ取り洗剤
- ゴム手袋
- マスク
- スポンジ
- 歯ブラシ
- キッチンペーパー
- ラップ
用意するものは基本編の落とし方と同じですが、頑固な黒カビを洗剤と馴染ませて落とすために、塩素系のカビ取り洗剤、キッチンペーパーとラップを新たに用意します。
掃除手順
- お風呂を乾燥させる
- 黒カビや気になる箇所にカビ取り剤をかける
- その上からキッチンペーパーとラップの順で貼る
- 5〜6時間ほど置いておく(時間がない時は1時間程度でも◎)
- カビ取り剤を洗い流す
- 水気を拭き取る
<注意!> 塩素系カビ取り剤は刺激が強いです。「”ゴム手袋”の着用」「薬品を吸わないように”マスクの着用”」「洗剤が肌に飛ばないように”長袖・長ズボンを着用”」するなど注意してください。
強力な塩素系のカビ取り洗剤を使い、浸け置きして頑固な黒カビを落とす方法です。時間がない時は1時間程度の浸け置きでも、ある程度落とせますが黒カビだらけの場合は長い時間浸け置きすることをおすすめします。
タイル溝・ゴムパッキンの部分を擦って落としたい場合は、4の浸け置きが終わったあとが良いでしょう。
黒カビを発生させないための対策
少しの意識で簡単にできる、お風呂の黒カビを発生させないための対策を3つご紹介します。入浴後はもちろん、掃除したあとにも行うことで黒カビ防止につながります。
使用後に熱湯×冷水をかける
お風呂を使ったあとは、50℃以上のお湯をお風呂全体にかけると良いです。というのも、カビは熱に非常に弱く、50℃以上のお湯をかけることで死滅するといわれているので、使用後は50℃程度のお湯を全体にかけましょう。
更に、お湯をかけたあとに冷水をかけることで、お風呂内の温度を下げて黒カビの繁殖を抑制することができます。
お風呂の使用後は水気を拭き取る
お風呂に入ったあとや掃除した後は、床や壁・タイル溝などあらゆる箇所に水滴が残っています。乾いた雑巾を用意して、お風呂全体を拭き上げて水滴を取り除きましょう。
毎日お風呂全体を拭くのは大変なので、2日に1回など日にちを決めて定期的に行うと良いでしょう。
しっかり換気する
黒カビの発生原因は”20~30℃の温度” ”70%以上の湿度”のため、換気をして温度と湿度を下げましょう。
水滴が残っていると湿度が上がってしまうので、水滴をある程度拭き取ってから換気をするとより黒カビ防止の対策になります。お風呂の窓やドアを開けて、換気扇をまわすとより効果的です。
まとめ
今回は、お風呂に黒カビが発生する原因を始め、黒カビの落とし方、黒カビの対策について解説しました。
お風呂の黒カビは、「20~30℃の温度」「70%以上の高い湿度」「皮脂や石鹸カス」が原因で発生するので、使用後はお風呂場を水気を拭き取り、しっかり乾燥させることで黒カビ対策になります。
塩素系のカビ取り剤は刺激が強いため、直接肌に触れないように衣服の工夫と、薬品を吹きかけたときに吸い込まないようにマスクの着用を心がけましょう。