意外と知らないお風呂の排水口の臭いの原因と、掃除・予防方法を徹底的に紹介!

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意外と知らないお風呂の排水口の臭いの原因と、掃除・予防方法を徹底的に紹介!

1日の疲れを癒すため、浴槽にお湯を溜めてゆっくりバスタイム…のはずが、なんだか下水のような異臭がしたことはありませんか?

実は気づかないうちに汚れが排水口や水道管に蓄積し、その汚れが原因で異臭が発生してしまうことをご存知でしょうか。

そこで本記事では、お風呂の排水口の臭いの原因と、その掃除方法、さらには予防方法を解説します。臭いの具体的な原因や、どのように掃除すれば良いのか、具体的な予防方法などを知り、不快なバスタイムとはおさらばしましょう!

お風呂の排水口の臭いの原因とは?

臭う

排水口の臭いの原因は大きく分けて以下の3つ。実はシンプルな汚れの積み重ねであることが分かります。

排水溝に蓄積する汚れたち

排水口は、シャワーや浴槽の水がそのままダイレクトに通過していくため、髪の毛や石鹸のカス、皮脂、体液などが溜まっていきます。

超高湿度、暖かい排水溝の環境は、雑菌の温床。髪の毛や石鹸のカス、皮脂、体液などと合わさり、ヌメリやカビが発生するのです。このヌメリは非常に臭い物質のため、排水溝経由で下水のような異臭を放つのです。

また、体や顔を洗った時に流れる皮脂やアカも蓄積すると臭いの原因になります。一回一回の蓄積量は少なくてもそれが何回も積み重なると、異臭を放つようになってしまいます。

ヘアキャッチャーに溜まった汚れ

臭いの原因は排水口のみではなく、排水溝の上についているヘアキャッチャーも臭いの原因の可能性があります。

ヘアキャッチャーは、汚れた水や入浴時に体から出た汚れが排水口の下水道に流れないように設置されています。

家族が多い場合や髪が長い場合はヘアキャッチャーに汚れが溜まりやすく、溜まっている髪の毛に次々と汚れが付着していくので臭いの原因になってしまいます。

排水トラップにたまる汚れ

排水トラップも臭いの原因として考えられます。

排水トラップとは水道管に採用されている構造のことで、ご自宅の水道管を確認すると曲がっていると思います。

水道管の臭いや害虫が上がってこないようにするため、曲がった部分に水が溜まる構造になっています。

排水トラップには水が溜まる構造になっていますが、同時に汚れや異物も少しずつ溜まってしまうため、臭いの原因になる可能性があります。

汚れが蓄積すると、トラップ内の汚れが上手く流れなくなってしまう場合もあるため、故障の原因になってしまうかもしれません。

排水口の臭いの解消・予防方法とは?

掃除用具1

お風呂の生臭い臭いは確実に解消したいところですよね。

安心して欲しいのですが、臭いの解消方法や予防方法は複数あリます。いずれかの方法をお選びいただくと良いでしょう。

排水口カバーやヘアキャッチャーの活用方法

排水口に取り付けられる排水溝カバーは、異物やゴミが直接流れ込むのを防ぎ、臭いの発生源を遮断します。掃除を考えた場合、取り外しやすいデザインのものを選ぶと清掃が簡単です。

ヘアキャッチャーは髪の毛や異物をキャッチし、排水管の詰まりを防ぎます。これにより、汚れや異臭の元となるものを取り除くことができます。

髪の毛や目に見えるごみをとるだけでは不十分であり、ヘアキャッチャーにこびりついたヌメリやアカなどを定期的に掃除することも重要です。

これらの対策を組み合わせ、清潔な状態を保つことで、排水口の臭いを解消し、予防することができます。

効果的なクリーナーや洗剤の使用法

すでに異臭が立ち込めている場合、予防なんて言ってられません。この場合には、ダイレクトに洗浄する必要があります。ここで活躍するのが、排水口専用の洗剤。薬局やスーパーなどで市販されていますので、積極的に使ってください。

それぞれ「粉末」「液体」「泡」タイプの3つにタイプ分けできます。

粉末タイプは使用時に手に付着しないため、手荒れや汚れ等を気にせず利用できるというメリットがあります。粉末は水に溶かしたときに発泡し、その泡を排水口に流し込むだけのため、簡単に排水口内を掃除することができます。ですが、使用時に粉末が舞い上がり健康を害する可能性や、溶解に時間を要してしまう可能性があります。

液体タイプは元々が液状のため、わざわざ水に溶かすという手間が省けます。また、液体に多少のとろみがあるため排水口から流しいれることで内側をゆっくりと流れ、汚れを掃除します。ですが、液体タイプは使用時に使い過ぎてしまうことがあり、経済的でない可能性が考えられます。

泡タイプの特徴としては、濃密な泡が形成され、排水口の内部にしっかりと密着するため効果が比較的高いです。粉末対応と比べて混ぜるための泡を調節する必要がなく手軽に利用でき、液体よりも効果が期待できることが特徴です。ですが、即効性に欠ける場合や価格が比較的高い場合もあります。

それぞれ目的に合わせて費用や効果を考慮した上で判断してください。

お風呂の排水口の掃除方法とは?

掃除用具

臭いの原因は分かったけど、具体的な掃除方法を知らないという方は多いのではないでしょうか。

本記事では、月に一回の比較的大掛かりの掃除と作業時間5分で出来る日常の手入れ方法、中性を使った掃除方法を紹介します。

排水口の掃除手順

定期的に排水口を掃除することは、異臭や汚れを抑制することに繋がります。 まずはゴム手袋を装着して排水口カバーとヘアキャッチャーを取り外しましょう。洗剤や汚れが手に付くと、手荒れやかゆみの原因となってしまうかもしれません。

次にカバーなどに付いた目に見えるゴミを取り除き、使わなくなった歯ブラシなどでカバーやヘアキャッチャーについたヌメリや汚れを落とします。

カバーなどを洗ったら次は排水管の掃除をします。ここでは洗剤を使用しますが、使用する洗剤は紹介した3種類から、それぞれの用途に合ったものを選んでください。

最後は排水口の中を、歯ブラシやスポンジと洗剤を用いて掃除をします。 ここまで掃除を行ったら、後は水で洗い流したら終了です。

この掃除方法は少なくても一か月に一回程度が望ましいです。少し時間がかかるため、予めいつにやるかを決めておいて掃除を行うようにしましょう。

中性を使った掃除方法

排水口の掃除方法として、重曹や漂白剤、クエン酸を使った掃除方法があります。

この掃除は中性という作用を使った掃除方法です。中性とは汚れと反対の性質の洗剤などを用いることで打ち消し合い、汚れが落ちます。一般的に皮脂の汚れや黒カビなどの酸性の汚れには塩素系漂白剤や重曹を使用します。水あかや石鹸のカスなどには酸性であるクエン酸などを用います。

アルカリ性である重曹と酸性であるクエン酸を混ぜ合わせることで発砲し、その泡が汚れを落とします。また、重曹は消臭効果もあり、臭いの予防にも繋がります。

手入れは定期的に行いましょう

定期的にしっかりと掃除することは大事ですが、日頃から数分の作業で十分に臭いを予防することが可能です。こまめな手入れを心掛けましょう。簡単な手順を紹介します。

まずは排水口の上部を取り外します。そしてヘアキャッチャーについている目に見えるぼ実を取り除きます。

次に45度から50度のお湯を流します。お湯を流す理由は、一定の温度のお湯を流すことで排水管内についた油汚れを除去でき、雑菌の繁殖予防効果が期待できるからです。

ただ、これより高温の60度程度のお湯を流すと、配水管が変形したりしてしまう可能性があるので注意が必要です。

次に重曹とクエン酸を排水口内に投入します。その後30分から1時間ほど放置した後に水で洗い流しましょう。

手入れに要する時間は長いかもしれませんが、大半が放置のため実際の手入れ時間は5分程度です。
ぜひ定期的な掃除を心掛けてください。

さいごに

この記事では、お風呂の排水口から発生する不快な臭いの主な原因と、それを解消するための掃除方法、さらには予防策を詳しく解説しました。

臭いの主な原因は、排水口や排水管内に蓄積した髪の毛や皮脂、石鹸カスなどの汚れ、そしてそれらが繁殖する菌です。

お風呂の臭いを抑えるためには、日頃のこまめな手入れと、定期的な掃除が必要です。

この記事を参考に、ぜひ定期的な掃除を心掛けてみてください。

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